天ぷらつな八 新宿高島屋店

あけましておめでとうございます。新年一発目の更新は日本料理を、と言う事で、今回は天ぷらです。
……まぁ、単純に「天ぷらくいてーなぁ」とか思って、ふらっと行ったから、なんですが。


今回のお店は新宿周辺に展開しているつな八グループのうちの1つ、新宿高島屋店です。思い立ったのがちと遅めの時間だったため、空いているお店がここくらいしかなかった、というのはまぁ割合真相に近いですね。

テーブルセッティングはこんな感じ。すでに天つゆ皿、大根おろし2種(普通のものと梅風味のもの)と飲物(なぜか頼んでしまった梅酒ソーダ割り)が置かれています。

今回頼んだのは「上天麩羅膳」のコース。もっと安いのももっと高いのもあったんですが、まぁ一番安いのを頼むのもどうなん? というのがあり、かといって一番高いものを頼む度胸は無し、という真に優柔不断な判断の結果です。

一品目は海老でございます。いきなりメインが…!
衣は薄め、故にさっくり、という感覚は薄めですが、その分海老のぷりっ、とした食感は存分に味わえます。

続いては鱚。こちらも衣は薄めでしたが、衣のつけ方ゆえか揚げ方故か、さくっとした食感を存分に味わうことが出来ました。

右から蓮根、葱、蛤。
蓮根は1つ目を塩で食べたのですがこれは失敗。やはり天つゆで頂く方がよろしいようです。
葱は味の印象としてはコースの中で一番強かったかも。こちらは塩で頂いて正解でした。葱の甘みが揚げる事でより引き出されて、そこに塩が上手い具合にマッチしてます。
蛤は……まぁ蛤でした(何 貝類は帆立貝柱以外あんまり……という人なので、まぁお察しください。

椎茸海老詰め。これはコースとは別に注文したオーダーです。
椎茸に詰めるとなると普通はひき肉ですが、なんのなんの、海老も中々にいけました。

口替りとして出てきたとろろ。とろろ・青海苔・お出汁を混ぜたものでございます、という事でそのまま頂いてみると……なるほど、確かに一風変わったものですなぁ。

穴子でございます。最初は塩で食べ始めたのですが、「んーちと生臭さが気になるかなぁ……?」ということで天つゆに切り替え。
まぁこれに限らず「天麩羅を塩で食うか天つゆで食うか」というのは中々に難しいチョイスになることが多々ありますな。わたしは基本的には塩派ですが、こういうこともあるので全部塩で通せるかというと中々難しい。


ほんとは最後に海老の掻き揚げが出てきて〆だったんですが、なんと写真を撮り忘れるという。いや、だってほら、ぶっちゃげこれが一番好きなんですもの……w 写真も撮り忘れるほどだった、という事で一つ。


こうやって後からレビューを書きながら思ったんですが、天麩羅というのは
「一品一品の満足度はそれほどでもないが、一つの流れで見ると満足度が高い」
料理だなー、と思います。
ぶっちゃげ単品だとそこまで満足! というほどではないんですが(掻き揚げとかは例外ですが)、コースを一通り食べ終えると「あぁ、食べてよかった」と思うんですね、不思議と。そういう意味ではコース料理向きというか、そういうメニューだなぁ、と思います。
対極にあるのは……寿司ですかねぇ。あれは下手をすると単品で勝負で着ちゃいますし。

伊勢神宮参り五題

分室の方ではちょいと前に書いたのですが、10月末に伊勢神宮へお参りに行ってきました。
その時の様子は分室で見ていただくとして。こちらでは、その時に訪れた食事処のご紹介を。

JR名古屋駅 立ち食いきしめん屋その1 「名代きしめん住よし」

名古屋といえばきしめん。当然名古屋駅構内にあるのも、蕎麦やうどんではなくきしめんの立ち食い屋です。行きと帰り共にJRだったので、朝食・夕食にきしめんを頂くことにしました。

まずは1軒目、10・11番線静岡寄りにある「名代きしめん住よし」です。このチェーンは名古屋駅の各ホームにお店がある、最大勢力となっています。

いただいたのはシンプルにきつねきしめん。出汁は関西風に近い澄んだ出汁です。実はホームで写真を撮っている間、この出汁の匂いがなんとも腹にキたという。
というわけで早速頂いてみたんですが……あれ?
関東風の濃い出汁とは別物だ、というのは重々承知ですが、にしても出汁が薄い……? 朝っぱらだったのが災いしたのか、あるいはこの店が外れだったのか、あるいはムーンライトながらにやられた影響がまだ残っていたのか。ファーストコンタクトはイマイチ、という感じに。

伊勢 伊勢うどん山口屋

「このうどんを生きているうちに食わなければ、死んで閻魔に叱られる」といわれるのが、伊勢名物の伊勢うどん。たっぷり時間をかけて茹でるというこの独特なうどんを食べる、というのも、今回の旅行の目的の1つでした。

伊勢市駅から歩いて5分、表通りからちょいと裏手に入った所にあるのが、伊勢うどんでは有名なお店「山口屋」です。

今回はシンプルに伊勢うどんを注文。出汁は黒々としていますが、まるっきり醤油ではなく、ダシが利いた風味高いつゆに仕上がっています。
さて麺は…と言うと、おー、確かにたっぷりと茹でられております。きっぱりとコシとは無縁です。ただコクのあるつゆにはよく絡むので、中々味わい深い一品になっています。これはネギをたっぷりと載せて食すともっと旨いかも。

赤福 内宮前店

伊勢に行くならとりあえずこれ、というほど有名なのが「赤福」です。不祥事をしでかしたとはいえそのビッグネームはいまだ健在。ならばやはり食べないわけには行かないでしょう、ということで、内宮前の直営店へ入りました。

内宮を出てすぐのところにある、おはらい町通りの入り口、まさに一等地に店を構えております。

手前はお土産を買う人用、で奥にその場で食べる人用の食券売り場があります。しかしなぜ隣に「さざえの壷焼き」が…? 甘いものを食べた後の口直し、なんでしょうか。
そんなことを考えつつ「お盆2つ」と注文。普通は1人お盆1つだそうですが知ったこっちゃない。

赤福わはー
見た目丸々あんこですが、丸々あんこです。ただしっとりとした甘さは中々に美味でございます。盆2つの合計6個ですが、ぺろりと平らげてしまいました。
この後表の土産売り場で、8個入りの箱を3つ購入。無論全部食うわけではなく、2箱は友人にお土産として持っていかれました。

てこね寿司・伊勢うどん 手こね茶屋 内宮店

赤福を食べた後、「まぁ赤福は食べたけどお腹はまだ空いてるなぁ」などと思いつつ、おはらい町通りを歩いていると、

こんな看板を発見。
「お、手こね寿司ってそいや伊勢志摩名物だったなぁ」などと思いつつ、とりあえずこのお店で昼食をとることにしました。
メニューには伊勢うどんもあったのですが、最初は「あーでも、こういう観光地のいかにも、という店は期待できないからなぁ……」などと失礼なことを考えていたこともあり、手こね寿司と茶碗蒸しのセットを注文。

混んではいましたが割合早く品物は到着。若干小ぶりの器の中には、手こね寿司がたっぷり入っています。
ぱっと見は寿司飯の上にのみカツオが載っているような感じですが、御飯の中にもたっぷりとカツオが入っています。
でこれが意外に美味。ヅケになったカツオはねっとりとしたうまさとなり、それが寿司飯と合わさって中々よい感じになっています。観光地だからと侮ってはいけませんね、前言撤回です。

ラストも名古屋駅きしめんや「麺亭 かきつばた」

そして帰りの列車を待つ名古屋駅。予想外に早くホームに上がってしまったもので、さてどうしたもんか……とホームで周りを見渡すと、朝食べたのとは別のチェーンのきしめん屋が。

というわけで本日最後の食事は名古屋駅3・4番線ホームの「麺亭 かきつばた」となりました。

頼んだのはたぬききしめん。朝のがあるからなぁ今度のは…と食べてみると、こちらはダシがきちんと利いた、中々に風味のあるつゆに仕上がっていました。

もしや名代きしめんの方は関東で言うところのあじさいのような立場なのか…と思ってググってみたのですが、中々に評判はよいようです。
となると朝のはたまたまか、あるいは私のコンディションが悪かったのか…、やはり再訪してみる必要はありそうですね。

本郷三丁目 FIRE HOUSE

「マックのハンバーガーを食べていいのは小学生までだよねー」なんてことはまぁぜんぜん思わないわけですが(じゃぁ書くな)、そんなマックなんかとは別物のハンバーガーを出すお店が、本郷三丁目駅近くにあるFIRE HOUSEです。
というかまぁ、チェーン系のハンバーガー屋ときちんとしたハンバーガー屋を比べる時点でどうか、という話ではありますが。


会社から1駅ということもあり、最近はよく会社帰りにここによってハンバーガーを食べています。お値段はちょい高めですが、味はなかなかgoodです。


おとといもここへ行き、夕食にハンバーガーを食べてきました。今回頼んだのは「アボカドバーガー ベーコントッピング」です。ご覧のとおり半月切りにしたアボカドがたっぷりとはさまれております。
で、右下にちょこっと見えているのは…

サイドオーダーで頼んだサワークラウト。毎回「ハンバーガー・飲み物・あとサイドオーダー1品」という組み合わせで頼んでいるので、今回はこれをチョイス。
ドイツ料理のあのザワークラウトと基本的には同じもののはずですが、こっちの方が水分が少なめですね。まぁきちんとすっぱいわけで、さすがにこれはホットドッグにはさんで喰うもので、単品で喰うものではなかったです、はい。

目黒 ぢゅる麺 池田

お久しぶりです。
実に半年ちかくこっちの更新がなくなってたわけですが、別に「ワシの眼鏡に適うような店がない!」というわけではなく、単純に忙しかったからです、はい。
そんな中今日は目黒のつけ麺屋へ行ってきました。


目黒駅から徒歩5分ほど、ラーメン屋の多いとおりに並んでいるのが、本日の目的地「ぢゅる麺 池田」です。「つけ麺くいてぇなぁ…」と思って色々検索した末、こちらのサイトでお勧めされていたのでチョイス。


メニューは色々とあるようですが、とりあえずは「味玉つけ麺」をチョイスしました。
ぱっと見はけっこう粘性の高いつけ汁のような感じですが、意外とさらっとした感じ。風味としてはかなり魚介(かつおっぽい感じ)の風味が強い仕上がりになっています。割合好き好きが分かれるかなー、という感じですが、私は好きな感じ。
お腹がすいていた、というのもありますが、きちんと完食させて頂きました。


テーブルの上に載っていたトッピングの案内。「香る闘魂激辛そぼろ」とはなんともそそられるネーミング。次回はぜひこいつを頼んで、つけ汁に入れてみようと思います。

飯田橋ラムラ ティーヌーン

通勤の行き帰り、地下鉄とJRを乗り換えるのが飯田橋駅なのですが、この駅の隣にはラムラというビルがございます。
で、ここの地下1階に入ってるのが、ティーヌンというタイ料理のお店です。会社帰りによるにはちょうどいい立地、ということで行って見ました。

1品だけじゃ足りないなぁ…ということで頼んだのが鳥皮の唐揚げ。モロに酒のつまみっぽいのですが、別のタイ料理の店でも見かけたので、彼の地ではポピュラーなものなのかもしれません。パリッとした鳥皮とスイートチリソースがマッチして中々Goodです。

で、本日のメイン。この店名物のトムヤムラーメンです。麺がいくつか選べるのですが、今回はセンヤイ・トムヤムという太い麺を選んでみました。

麺はこんな感じ。きしめんというかそんな感じですね。味はトムヤムクンの風味をそのまま生かした麺料理、という感じです。このての料理が好きな人ならきっと好きなはず。無論私も高評価です。


で、こちらは別の日に訪れた時に食べたカオ・マン・ガイです。東南アジア風チキンライス、という邦訳ですが、日本のチキンライスとはぜんぜん違います。手前に写っているソースをかけていただくわけですが、ソース無しでもごはんに鳥の風味が染みて実に旨くてねぇ…。
ここでこんなに旨いとなると、木場にあるカオ・マン・ガイ専門店なんかに行った日にはどうなってしまうんだろう、という塩梅でした。

津田沼 つだ沼そば

ここの所こってり系のラーメンが続きましたが、まぁそればかり喰うと必然的に飽きる、という問題が出てくるわけです。
いや実際は飽きはしないんですが、やはりたまにはあっさりしたものが食べたい、という風になります。

と、いうわけで今日はそばです。津田沼駅から徒歩1分の所にある立ち食いそば屋です。立ち食いそば屋といってもJR駅構内のあじさいとかあーいうのとは格が違います。

券売機はこちら。値段はまぁ、立ち食いの一般的な値段ですね。色々とメニューがありますが今回は、右上の方に写っています「合鴨つくねつけせいろ」を注文。ついでにかき揚げも頼みました。
…揚げ物をプラスしてる時点で、あっさりしたものが〜とか言ってた意味がなくなってることに気づこうな、俺。

出来上がり。ものの2分もしません。まぁ立ち食いですから。
せいろの蕎麦は、まぁ一流のお店に比べればイマイチですが、エッジのたったきちんとコシがあるそばです。添えてあるのがしょうが、というのがやや謎ではありますが…。合鴨つくねは、まぁ、普通。
で、ここのかき揚げに限らず揚げ物全般は、時間にもよりますが、なんときちんとサクサクという食感が楽しめます。もちろん揚げたてというわけにはいきませんが、スーパーなんかのふにゃっとなった天ぷらに比べれば十分天ぷらと名乗れるレベルです。
これは中々よいな、というわけで、津田沼駅から新津田沼駅へ向かう道にある、というまさにぴったりな立地も手伝って、ここ最近はよく帰りにここで晩飯を取っています。そこそこ美味いのはいいんだが惜しむらくは野菜が食えないんだよなここだと…。

津田沼 こってりラーメンなりたけ

津田沼シリーズ第2弾、というかいよいよ引越しが終って船橋在住(と言っても「船橋市」で、実際は新京成沿線)になったのでホーム戦なわけですが、今回は北口からちょいと歩いた所にある「こってりラーメンなりたけ」を訪れました。
前回訪れた無限大にしろこのお店にしろ、まぁ名前どおりではありますが背油たっぷりのこってり系のラーメンを出すお店に行っているわけで、私実は脂っこいラーメンのほうが好きだったんだろうか…という気がひしひしとする次第です。

津田沼駅北口から歩くこと5分弱。ちょうど夕食時であったというのもあるんですが、すでに行列が。といってもそう絶望的な行列ではないのでとりあえず並びます。

並んでる間に、表のガラスに張ってあるメニューを撮影。色々種類がありますが、基本的には「醤油らーめんor味噌らーめん」+「トッピング」という形になります。実はトッピングを別に頼んだほうが安くなるんじゃないか…という穴はありませんでした。

メニューの左上に張ってあった口上書き。

脂の量は「サッパリ」「普通」「ギタギタ」とありますが、実際には「ひかえめ」「多め」「特に多め」…あれ何か抜けてません?
まぁだからと言ってサッパリで、と頼むわけは無く、とりあえずベーシックに普通で頼みました。

どーん。味玉子らーめんです。
見た目白っぽいので豚骨らーめんと言い張れそうな感もありますが、醤油ラーメンです。全部背脂です。
というわけで早速食してみるわけですが…おー。
確かに背脂がたっぷり入っているおかげで、どう転んでもサッパリではないのですが、じゃぁくどいのか、というとそうではなく。「コクはあるけどすっきり」という感のあるスープでした。これは何かに通じるものがあるなぁ…と思い返してみると、それこそ博多ラーメンのスープに通じるものが。長浜屋を源流とする正統派の博多ラーメンもやはり「コクはあるけどすっきり」と言うのが特徴のひとつなわけですが、それと同じなんですね。
麺は口上書きに書いてあるとおりの太麺。ワッシワッシと食べられる感じで、よろしいです。惜しむらくは味玉の染み具合がいまいちだったことですか。
無限大の時は「これはまぁ旨いかどうかは置いておくとして…はまるのかもなぁ」と思ったんですが(そして実際再訪しているんですが)、今回は「あぁ、また食べたい」とすぐに思いました。次は具だくさんとか頼んでみようかなぁ…。