飯田橋 麺処 くるり

3軒目は仕事始めの日に行った、飯田橋近くのラーメン屋です。
仕事始め早々に客先作業→昼飯を食う時間が取れず気づくと7時→ヽ(`Д´)ノもう帰る! という流れで行ったお店です。なので評価は空腹補正が入っている、かも。

飯田橋近く、といいましたが、駅としては多分市ケ谷のほうが近いはず。飯田橋から外堀通りを歩くこと5分強。はて、地図ではこの辺だったはずなんだけど……? と思いながら歩いていると。

ここ……なのかな? というお店が。といってもこの写真は帰るときに撮ったのですが、最初に来た時は看板もなかったせいで2度ほどお店の前をスルーしてしまいました。
店構え自体もラーメン屋というよりバーのそれなので、ここか、と気づいた後もちょっと迷ったり。

で、メニューでございます。ここのお店は味噌をメインにしているようで。正直味噌はあんまり……、ということで、辛味つけそばの大盛750円なりを注文。
「『スープ割り』はやっておりません」と書いてあるのですが、実際につけ汁が出てくるとそのわけがわかりました。

どーん。麺の方は中太の平打麺、あんまり見ないタイプですけど、これはもしかすると味噌ラーメンのものをそのまま使っているから、かも。
で、そのつけ汁も(おそらく)味噌ベースなんですが、粘性というか固形分というかがかなり高くて、なんというかトロッという感じ。つけ麺でこういうつけ汁が出てきたのは初めてです。
で、これがまぁ、悪くないんですな。辛味はほどほどにあって、旨みやコクもある。ちょっと違うかもしれませんが、印象としては新宿中本に近い物を感じました。もちろん、あそこほどの強い辛さではないのですけれど。
このつけ汁は、確かにスープ割には合わないですね。かなり独特。

麺処 くるり (ラーメン / 市ヶ谷、牛込神楽坂、飯田橋)
★★★★ 4.0

とりあえずは星4つ。今度は味噌ラーメンも食べて追試をしておきたい所です。

鎌ケ谷大仏 酔華

2件目は、昨年末の戦利品を受け渡すついでに訪れた、新京成鎌ケ谷大仏駅構内のラーメン屋です。
「駅構内とは思えないレベルの高さ」ということで訪問。

確かに店構え自体は、普通の駅の中のラーメン屋、という感じ。さて実力はいかに。

メニューはこんな感じ。「油そば」の文字に惹かれる物があったのですが、まずは評判だったつけ麺、それも「"酔華特製"つけ麺」980円(+中盛で1030円)をオーダー。

どーん。照明の関係でホワイトバランスが狂って、ちとオレンジがかっております。
麺は私好みの太めの麺。水切りもしっかりしていてぬめりもなくgood(簡単なことですが、これが出来てない店が結構あるんですね)。つけ汁は魚介と鶏のミックス、かな? 割とオーソドックスな感じですが、悪くは無い感じです。チャーシューもしっかりしていてよろしゅうございます。

確かに駅構内としてはハイレベル。なのですが、特筆するほど美味いかというと、うーんw いや、美味しいのは確かなんですけどね。

酔華 (つけ麺 / 鎌ヶ谷大仏、二和向台)
★★★☆☆ 3.5

とりあえずは星3.5。惹かれつつも見送った油そばを食べてみて、もう1度考えてみたい所です。

船橋 拉麺阿修羅


新年一発目のラーメン店訪問は、船橋駅から徒歩10分前後のこのお店。
食べログのラーメンランキングでは、船橋近郊ではトップのお店です。

どうでもいいんですけど、最初食べログでは営業時間が「17時から」となっていてですね、去年末にそれを見て17時ごろに行ったら「18時から」となっていたという……。

最近つけ麺づいているので、では胡麻つけめんを、と思ってよく見てみると、紹介フリップに
「濃厚で辛さと酸味の極上スープ」
と。
実は酸味のあるつけ汁のつけ麺が嫌いでして……。ということで胡麻つけめんはパスして「あじ玉チャーシュー胡麻らーめん」1050円なりを注文。


どーん。味玉がいい色をしておりますなぁ。
練り胡麻7杯、すり胡麻1杯が入っております、とのことで、確かにスープは胡麻の濃厚な味と香りが楽しめます。
ただそのスープへの麺の絡み方が若干足りないというか。中太の少し縮れた好きなタイプの麺なだけにかなり残念。でもスープはおいしいのよねぇ。
という感じなので、星は3つ。

拉麺阿修羅 (ラーメン / 京成船橋、船橋、大神宮下)
★★★☆☆ 3.0

浅草 並木藪蕎麦

「藪」という名前は蕎麦屋としては超がつくほどポピュラーなわけですが、その中でも御三家と呼ばれるのが

の3軒です。
かんたやぶそばは既に訪れたので(でもレビューがないというのは……ま、まぁ)、残り2つも訪れてみたいなぁ、ということで、まずは浅草の並木藪蕎麦を訪れました。

訪れたのは既に日の暮れた7時過ぎ、ということで、暗い中にぽっかりと光るやぶそば、の文字。

店構えはこんな感じ、年代を感じさせる作りで、中々に趣があってよろしいです。このタイプの作りだと、一歩間違うとそこいらの商店街の蕎麦屋と同じ感じになってしまうのですが、ここはそんなこともなく。


注文したのはざる。といってもここのざるは海苔が乗らないタイプです。
ここの蕎麦の特徴の1つはその量の少なさ。「3口手繰るともう無い」などという人もいますが、さて実際はどのくらいだろう……と若干の期待を込めて待っていると。

ざる到着、ちなみに700円なり。なーんだ普通じゃん……と思うことなかれ。このざる、裏返されています。とはいえそこまでうすーく盛られているわけでもなく、まぁ量的には若干少な目かな? という程度でした。
そばのほうはきちんとエッジがたってなおかつコシのある、いわゆるきちんとした江戸の蕎麦、という感じです。


で、ここの蕎麦のもう1つの特徴は、そのつゆの辛さ、と言われています。
「蕎麦を食う時につゆをたっぷりつけるのは無粋」と言われるのは、もともと蕎麦のつゆは今よりずっと辛い物だったので、そもそもそんなにつけられなかった、というのが所以です。
その伝統を受け継ぐという並木藪のつゆですが……まぁ確かに普通の蕎麦屋に比べれば辛め。たぶん味醂の割合が少ないんだと思います。ただむしろ、かつおの風味の強さのほうが目立つので(まぁ嫌いではないのでいいのですが)、あんまり気にはなりませんでした。


食べ終わり。確かに裏返されています


ちょっと面白かったのは、蕎麦湯がこんな感じの土瓶に入って出てくる事。そういえば上野藪蕎麦は銅の急須に蕎麦湯が入ってましたね。

中に入っている蕎麦湯はちょっと濃い目。濃度が濃ければ濃いほど好きな私としては大満足。

蕎麦自体や雰囲気とかはいいのですが、値段はちょっと高めかなぁ、ということで星3.5つ。

並木藪蕎麦 (そば / 浅草、田原町、蔵前)
★★★☆☆ 3.5

という感じに、今度からはtabelogのリンクも張ることにしました。

讃岐うどん大使 水道橋麺通団@水道橋


上の記事の数日後、「うどん食いてぇ!」と思い立って行ったのがこちらのお店です。都内などに何店かある麺通団シリーズの水道橋店です。
公式サイトを見ると、麺通団シリーズのお店をプロデュースしているのはあの「恐るべきさぬきうどん」(讃岐うどんブームのきっかけの1つになった本)の著者、田尾和俊氏だそうで。おやこれは期待が、ということで行ってきたわけです。

注文したのはひやかけ中、400円なり。ついでにかしわ天100円なりも一緒に頼んで合計500円。
さっそくずずずっ、とすすってみたわけですが、コシの強さはさすが讃岐うどん。小麦の風味も感じられてなかなかいい感じでした。
でもってこのつゆが凄いんだわまたこれがもう。イリコの風味がどーん!!!!! というくらい濃厚で。醤油もいいものを(それでいて醤油自体の風味の押しが強くない物を)使っているようで、これらが合わさってまぁお見事、という感じになっております。冷たいから余計に味とか香りがダイレクトに来るんですね、それだけにまずいとはっきりと分かるんですが、いや、これは美味かった。
かしわ天はまぁ、揚げ置きなのでそれなりの味。でも悪くはなかったですね。

水道橋駅徒歩数分というロケーションなので、会社の帰りに寄るにはいい感じのお店です。営業時間も23時までということで、これからちょくちょくよることになりそうです、はい。

黄金の塩らぁ麺 Ayumi@吉祥寺

JAXAの調布航空宇宙センター一般公開に行くついでに訪れたのが、吉祥寺のこのお店。

塩ラーメンのほか、パスタっぽいラーメンをメニューに取り揃えているということで、外観もイタリア料理店ぽいかんじです。

吉祥寺の駅から歩いていくと、まず目に入ってくるのはこの看板。
まぁ塩ラーメンを店名にすえるだけあってこちらがメインになるわけですが、

「赤と白の冷たい『夏麺』登場」というのにもすごーく惹かれるわけでして……。いやまぁ、実際にはメインメニューを、ということで「黄金の塩らぁ麺」を頼みましたけれど。


で、到着したのがこちら。

お前チャーシューが増えとるやないけ! はいすみません、ついつい手が滑って「黄金の塩チャーシュー麺」980円なりを頼んでしまいました。という一人コントはさておき。

このラーメンどんぶり、というよりボウル、かなりの深さがあります。シルエットもやっぱりイタリア料理店風。

で肝心のお味なんですが、うーん、確かに美味しいんだけど、鳥のだしが利いていて風味豊かなんだけれど。
帰りの道中、同行した友達とも話したんですが、「塩ってやっぱ難しいよね」というところに尽きると思います。
たとえば醤油や豚骨、味噌であれば

  • まずメインの味として醤油なり豚骨なりの味がある
  • でもってそれを脇からサポートするなり引き立てるなりする形で、ダシや香辛料の風味が追加される

という2段構えになるわけですが、いかんせん塩ラーメンだと、このメインになる味がどうしてもインパクトが弱くなってしまうわけで。
その分「なんぞこれー!」というくらいのインパクトを、ダシなり香辛料なりで出す必要があるんですが、そこまではこれは至ってないな、という感じでした。まぁ一言で言ってしまうと「美味いんだけど印象に乏しい」んですね。


こちらは同行した友達が頼んだ「九条ねぎと昔たまごのカルボナーラ 和え麺」850円なり。左下に写っているのは一緒に運ばれてきたスープです。
私は食べなかったので友人の感想を聞いたのですが「ものすごくチーズとクリームの味と香りが濃厚だった」とのこと。スープをかけて食べるとちょうどいい感じになった、とのことで、結構いい感じだったようです。
てことは、この店は実はメインメニュー以外を頼むのが当たりだったんじゃなかろうか…! 正直表の看板に出ていた「白いらぁ麺」というのとどちらを頼むかギリギリまで悩んでいたのですが、あっちを頼んでいたほうが満足できた、かも知れません。